この記事では、独自ドメインのメールアドレスを Gmail や iPhone のメールアプリなどのメールクライアントで利用するための設定方法について解説します。
目次
独自ドメインのメールアドレス利用の流れ
独自ドメインのメールアドレスを利用するには、以下の4つのステップが必要です。
- 独自ドメインのメールアカウントの準備:
test@example.com
のようなメールアドレスを用意します。
この際、接続先のサーバー情報(メールサーバーのアドレス)も必要になります。 - メールクライアントの選択: Gmail、iPhone のメールアプリ、Outlook など、利用したいメールクライアントを選択します。
- メールクライアントへの設定: 選択したメールクライアントに、メールアドレス、パスワード、接続先のサーバー情報(メールサーバー情報)を入力します。
- 送受信の確認: 設定後、実際にメールの送受信を行い、正常に動作するか確認します。
動画で解説しました
設定情報の例
メールクライアントに設定する情報の例は以下の通りです。
- メールアドレス:
test@lens24.com
のような形式です。 - パスワード: メールアドレスに設定したパスワードです。
- メールサーバー (ホスト名):
xsv12345.xserver.jp
のような形式です。
利用するレンタルサーバーによって異なります。
これらの情報は、メールサーバーを提供するサービスから提供されます。
メールクライアントを利用した送受信のイメージ
メールクライアントを利用する場合、メールの送受信は以下のようになります。
- 送信: 利用者がメールクライアントからメールを送信すると、メールはメールサーバーに送信されます。
- 受信: メールサーバーは、送信されたメールを宛先のメールサーバーに転送します。
受信者は、自身のメールサーバーからメールクライアントを通してメールを受信します。
メールクライアントは、メールサーバーとのやり取りを容易にするためのツールです。
メールの送受信自体は、メールサーバーを介して行われます。
Web メールでの送受信
メールクライアントを使用しなくても、Web ブラウザから Web メールにログインすることで、メールの送受信が可能です。
Web メールは、メールサーバーが提供する機能です。
各メールクライアントの設定方法
Outlook (Microsoft 365) の場合
- Outlook を起動し、アカウント設定画面を開きます。
- 「自分で自分のアカウントを手動で設定する」を選択し、接続方法として POP または IMAP を選択します。
- 受信サーバー (POP) と送信サーバー (SMTP) の情報を入力します。
- 受信サーバー (POP):
- サーバー: ホスト名 (例:
xsv12345.xserver.jp
) - ポート: 995
- 暗号化方式: SSL/TLS
- SPA: なし
- サーバー: ホスト名 (例:
- 送信サーバー (SMTP):
- サーバー: ホスト名 (例:
xsv12345.xserver.jp
) - ポート: 465
- 暗号化方式: SSL/TLS
- SPA: なし
- サーバー: ホスト名 (例:
- 受信サーバー (POP):
- パスワードを入力し、アカウントを追加します。
- SMTP 認証設定を行い、送受信テストを行います。
IMAP を利用する場合
IMAP を利用する場合は、ルートフォルダパスを Inbox
に設定する必要があります。
メールアドレス作成代行サービス
メールアドレスの設定に不安がある場合は、メールアドレス作成代行サービスの利用を検討してください。
サービス内容
- メールサーバーとドメインの契約代行
- メールアドレスの作成 (最大300件程度)
- 迷惑メール対策
- メールの送受信テスト
料金
3000円(執筆時)
依頼の流れ
- サービス購入後、必要な情報 (事業主情報、希望ドメイン名など) を提供します。
- 業者がメールサーバーの契約代行を行います。
- 利用者がメールサーバーの利用料金を支払います。
- 業者がメールアドレスを作成し、送受信テストを行います。
- 納品 (メールアカウント情報のお渡し)
注意事項
- 日本語でのやり取りが可能な方のみ。
- メールサーバーは X サーバーを利用。
- 納品後のトラブル対応は基本的に行わない。
- メールクライアントの設定は利用者自身で行う必要あり。
独自ドメインのメールアドレスをメールクライアントで利用することで、ビジネスの効率と信頼性を向上させることができます。
ぜひ、この記事を参考に設定を行ってみてください。