ビジネスにおいて、信頼性の高いメールアドレスは不可欠です。
共有ドメインの無料メールアドレスではなく、会社名やサービス名が入った独自ドメインのメールアドレスを持つことで、取引先からの信頼度向上や効果的なPRが期待できます。
この記事では、独自ドメインのメールアドレスを運用するために必要な手順と、そのメリットについて解説します。
独自ドメインメールアドレス運用の3つのステップ
独自ドメインのメールアドレスを運用するには、大きく分けて以下の3つのステップが必要です。
ステップ1:独自ドメインの取得
まず最初に、独自ドメインを取得する必要があります。
独自ドメインとは、「yourcompany.com」や「yourname.jp」のように、自分だけが使える固有のドメインのことです。
これに対し、「gmail.com」や「yahoo.co.jp」のような無料サービスで提供されるドメインは共有ドメインと呼ばれます。
ビジネスで会社やサービス名を冠したメールアドレスを使用するためには、この独自ドメインを有料で取得(購入)することが最初のステップです。
ステップ2:メールサーバーの契約
独自ドメインを取得しただけでは、メールアドレスとして利用することはできません。
次に、その独自ドメインを利用するためのメールサーバーを契約する必要があります。
メールサーバーは、一般的にレンタルサーバーとして提供されていることが多いです。
このメールサーバー上に、取得した独自ドメインを登録し、そのドメインが利用できるように設定を行います。
ステップ3:メールアドレスの作成と設定
メールサーバーの契約と独自ドメインの登録が完了したら、いよいよメールアドレスの作成です。
メールサーバー上で、「info@yourcompany.com」や「contact@yourservice.jp」のように、独自ドメインの配下に任意のメールアドレスを作成します。
作成したメールアドレスには、セキュリティ情報、容量、転送設定などを個別に設定することも可能です。
ここまでの設定で、Webブラウザを通じてWebメールとして独自ドメインのメールアドレスを利用できるようになります。
さらに便利に!メールソフトでの利用設定
Webメールでの利用も可能ですが、普段お使いのGmail、Outlook、iPhoneやmacOSのメールアプリなどのメールソフトで独自ドメインのメールアドレスを利用したいと考える方も多いでしょう。
メールソフトで利用するには、プラスアルファの設定が必要です。
メールソフト側で、POP3、IMAP、SMTPといったプロトコルや認証方法、メールサーバーのホスト名などを設定することで、普段使いのメールソフトから独自ドメインのメールを送受信できるようになります。これにより、複数のメールを一元管理でき、日々のメールチェックや送信が格段にスムーズになります。
独自ドメインメールアドレスを持つメリット・デメリット
メリット
- 信頼度の向上: フリーメールよりも取引先からの信頼を得やすくなります。
- 効果的なPR: メールアドレスのドメイン部分に会社名や商品名を入れることで、間接的なPR効果が期待できます。
デメリット
- 設定の複雑さ: メールサーバーの契約、ドメインの取得、各種設定が専門知識を要し、難しいと感じる場合があります。
- 運用費の発生: メールサーバーとドメインの運用にはランニングコスト(月額費用など)が必要です。
これらのデメリット、特に設定の難しさに関しては、外部への依頼を検討するのも一つの方法です。
専門家に依頼することで、本来の業務に集中し、効率を最大化することができます。
動画でも解説しました
メールアドレス作成代行サービスのご案内
独自ドメインメールアドレスの設定が難しいと感じる方のために、メールアドレス作成代行サービスを提供しています。
ご依頼から納品までの手順
- 当サービスご購入後、前準備として必要な情報をお知らせください。
メールサーバーの申し込み代行に必要な担当者情報、希望ドメイン名など。 - お知らせいただいた内容からメールサーバーの申し込み・初期設定を行います。
- メールサーバーやドメイン費用をレンタルサーバー側へお支払いください。
これはサービス費用とは別に発生するランニングコストです(例:月額1,000円程度、年額14,000円程度)。 - 独自ドメインの登録やメールアドレスを作成します。
- メール送受信に問題がなければ納品完了となります。
必要に応じて、OutlookやGmail、メールアプリでの設定方法もご案内可能です。
ご自身のビジネスを加速させるためにも、信頼性の高い独自ドメインのメールアドレスの導入をぜひご検討ください。